●エナメル質形成不全 とは ? |
歯の構造は表面がエナメル質、その下に象牙質があり、部分的または |
全 てのエナメル質の形成が不十分なものをこう呼びます。 |
歯は顎の骨の中で形作られますが、その作られている最中に |
何らかの影 響でエナメル質がうまく形成されなかった物です。 |
全身的なものと局所的なものがあり、軽い場合は着色があるだけです。 |
中等度になるとむし歯の様に歯の表面に穴が空いており、 |
高度なものはエ ナメル質が広範囲になく、 |
その下の象牙質が露出しているものも有ります。 |
中等度、高度なものの場合にはむし歯の治療と同じ処置を行います。 |
全身的な原因で起こる場合は多数歯にわたり症状がでます。 |
局所的な原 因には乳歯のむし歯がひどかった場合や外傷などがあり、 |
永久歯に起こる ことがほとんどです。 |
●中心結節(ちゅうしんけっせつ)とは |
8〜10歳から生え始める小臼歯には時として |
噛む面に棘の様な突起が有る 場合があります。 |
これを中心結節と言い、この中にも細い神経が通っていることがあります。 |
大きさも太さにも色々あり、写真の様にすぐにも折れそうな物もあります。 |
これが折れてしまった場合に、歯の中の神経(歯髄)が |
露出してしまい強い 痛みを起こすことがあります。 |
折れそうな場合の予防法としては中心結節の周りを |
プラスティックで固め、 補強を行います。 |
さて次回は、特殊な薬剤と方法を用いて、虫歯菌を |
除菌してしまう「3DS」 という、虫歯予防法のお話をさせていただきます。 |
■今回のポイントは・・・・ |
・エナメル質形成不全 ・中心結節 |
以上今回の内容でした。 |
最後までお読みいただきありがとうございました。 |