●入れ歯のスタート、六歳臼歯の虫歯から |
下顎の前歯から数えて奥へ6番目の歯。 |
その大きな歯が、小学校に入る少 し前に |
生え始める大人の歯、第一大臼歯(六歳臼歯)です。 |
この第一大臼歯がどれくらいでダメになっているかで、 |
あなたがいつごろ 入れ歯になるかを占うことができます。 |
もし今まで通りの歯の手入れだと、 あなたがいくつぐらいで、 |
入れ歯になってしまうかを予測することができる のです。 |
髪が薄くなったりシワが増えるのは、病気ではなく老化です。 |
でも、歯が なくなるのは病気が原因です。 |
ところが、現実には60歳の人は、だいたい 入れ歯を入れています。 |
これは日常の手入れが不適切なのと、年をとっても |
自分の歯でかめることを考えた治療がされていないためです。 |
歯の治療がか えって歯をダメにしているということもしばしばなのです。
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第一大臼歯は、一番長い間、かみ合わせの要になる大切な役割を果たしま す。 |
ところがこの歯は、同時に一番虫歯になりやすい歯でもあります。 |
●治療すればするほど悪くなる |
第一大臼歯が、まず虫歯になります。 |
削って詰めますが、その時期が幼い ころだと大人になる前に |
かぶせ直してクラウン(金属をかぶせる処置)にな ってしまいます。 |
もしこの治療が、ズサンだったり口の中の衛生状態が悪いと、 |
かぶせた金 属の内側で虫歯が進んだり、歯ぐきの病気が始まります。 |
管理が悪ければ中 年になる前にこの歯は抜かれてブリッジ |
(両隣の歯を削って支えにし、抜けた歯を補う処置)を |
入れなければならなくなってしまいます。 |
50歳を過ぎるころブリッジの害もあって両隣の歯がダメになり、 |
この部 分全体が入れ歯に変わります。 |
さらに、口の中の悪い衛生状態がつづくと、 |
あっという間に入れ歯は大きくなるのです。 |
入れ歯のスタートは、第一大臼歯の幼いころの |
虫歯だといっても過言では ありません。 |
第一大臼歯の虫歯予防と治療の仕方が、 |
生涯自分の歯でかむための鍵になるのです。 |
■今回のポイントは・・・・ |
・あなたの第一大臼歯(六歳臼歯)はいま? |
・こんな風にして、あなたは入れ歯になっていく 以上今回の内容でした。
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最後までお読みいただきありがとうございました。 |