●六歳臼歯が虫歯になっていないかどうか確かめよう! |
六歳臼歯の場所はどこだかわかりましたか? |
さて、今回は、よりくわしく六歳臼歯を観察してみましょう。 |
今日のテーマは「奥歯の溝(みぞ)」。 |
奥歯には山と山にはさまれた谷の ところに溝があります。 |
お子さんの六歳臼歯の溝は、とても深くありません か? |
生えたばかりの六歳臼歯の溝は、とても深いのです。 |
十数年たつうちに 歯はすり減って、深かった溝はだんだん浅くなっていくのです。
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この溝をよく観察してください。 |
くっきりと溝が見える場合は、合格です。 |
溝がくっきりと見えない場合は、危険信号が点灯しています。 |
溝の中に汚れ が残っているためです。 |
歯ブラシで30回ほど磨いてください。 |
今度は、溝がよく見えるようにな りましたね。 |
では、溝の色は何色ですか?黒?茶色?その場合は、溝の太さが重要です。 |
0.1mmくらいのとても細い溝であれば、黒や茶色に着色していても、 |
危 険度はそう高くはありません。 |
でも、所々が0.5mm以上の太さになっていたら、 |
虫歯の可能性は50 %以上。 |
すぐにかかりつけの歯医者さんで見てもらいましょう。 |
●六歳臼歯の側面を観察してみよう! |
生えたばかりの六歳臼歯で、一番虫歯になりやすい危険な場所は、 |
かみ合 わせの面の溝ですが、それと同じくらい危険な場所があります。 |
それは、外 側の側面、ほっぺたと接する側の側面です。 |
そこには「頬面溝(きょうめんこう)」という名前の溝があって、 |
生えた ばかりの六歳臼歯の場合、歯肉との境目に、 |
頬面溝の一番深い溝の部分がさ しかかってしまうのです。 |
歯と歯肉の境目は、2番目に汚れがたまりやすい場所です。 |
そこに深い溝 があるのですから、悪条件がふたつ重なってしまいます。 |
六歳臼歯にとって 虫歯になりやすいとても危険な場所なのです。 |
歯と歯肉の境目に、白い汚れがたまっていたら要注意! |
やはり、歯ブラシ で30回ほど磨いてください。 |
頬面溝(きょうめんこう)が着色していたり、 |
0.5mm以上の太さにな っていたら、虫歯の可能性大です。 |
●六歳臼歯を見る目を養えば、虫歯を予防できる |
この虫歯発見法をマスターできれば、どこに汚れがたまると |
虫歯になって しまうのかがわかるようになります。 |
かみ合わせの溝と頬面溝の位置さえ覚 えてしまえば、 |
効率のよい歯磨きをすることができます。 |
ぜひ、六歳臼歯を観察してみてください。 |
■今回のポイントは・・・・ |
・ かみ合わせの溝 |
・ 頬面溝(きょうめんこう) 以上今回の内容でした。 |
最後までお読みいただきありがとうございました。 |